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ボルドー便り vol.26
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本場ボルドー仕込み ワイン研究家 金子三郎氏 |
- ボルドーの犬 -
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フランス人は無類の犬好きです。ボルドーにも小型犬から大型犬に至るまで様々な犬がわがもの顔で歩いています。日本同様に老いも若きもペット熱は相当なものがあります。TGVの座席の下には大きなゴールデン・レトリバーが寝そべり、カフェやレストランのテ ![]() ただ、犬で困ることは糞害です。ボルドーの街はいたるところでこのものが鎮座ましましているのです。うっかりしようものならグニャッと踏んづけてしまいます。これには全く困ったものです。ボルドーでは♪下を向いて歩こう♪です。 ![]() 毎日早朝に清掃車が来て勢いよく水できれいに洗い流してくれるのですが、これではすぐに汚くなってしまうわけです。日本のように散歩する人がそれぞれ始末するような習慣がここにはないのですね。ただ、公園などには糞用のビニール袋が入り口に用意されています。パリのように早く罰則でも科して糞の始末をきちんとするようにしてもらいたいものです。ナントやリモージュなどの地方都市を歩いても道はきれいです。市長さん、一刻も早くボルドーの街を糞害から守って下さい。ワインだけでなくボルドーを観光地として発展していくためにも。 それから街中で仕事もせずに大きなシェパードとかラブラドール・レトリバーを侍らせて、これらの犬のえさ代をせびっている耳にたくさんのピアスを嵌めてモヒカン刈りのおっかなそうなおにいさんたちがいます。彼らと一緒にいる犬たちは何となくすまなそうで情けない顔をしています。でも、フランス人はこういう人たちにもお金をあげているのです。このことは同様に飲んだくれていつも道端で酒瓶片手に横たわっている者にも、貴婦人然とした人や立派な紳士が身を屈めてこの飲兵衛たちに熱心に語りかけています。彼らの話を聞いて諭しているのでしょうか、そしてお金を恵んでいます。こういう光景はやはり困っている人には手を差し伸べるというフランス人のカトリック精神に拠るものでしょうか。日本ではあまり見かけない光景です。日本の留学生の中にはこんなことをするから彼らは働こうとしないのだと憤慨している者もおりました。 犬に比べるとネコを外で見かけることは少ないように思いま ![]() ボルドーの犬とちょっぴりネコにまつわる話です。 |
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